ガン免疫療法とは

ガン免疫療法とは

 免疫細胞は体内に侵入した細菌やウィルスだけではなく、ガン細胞も排除する働きがあります。

ガン細胞退治には、NK(ナチュラルキラー)細胞が主要な役割を担い、この治療法はガン免疫療法と呼ばれます。

ガン免疫療法は免疫の働きを高め、自然治癒力によってガンを克服しようとする治療法ですので、手術や薬剤治療に比べて身体の負担や副作用が少ないという特徴があります。
 
しかしガン細胞には免疫細胞が働かないようにブレーキを掛ける性質があります。

そのため、ガン免疫療法は発展途上の治療法、科学的な有効性が不十分として、保険診療として認められていませんでした。

NK細胞
 

ガン免疫療法の本庶佑先生がノーベル賞に

2018年、ある偉大な日本人学者の研究によって、ガン免疫療法が一躍として大注目を浴びています。

そんな偉大な日本人学者とは、2018年のノーベル医学・生理学賞を受賞する日本人の本庶佑(ほんじょ たすく)先生です。

本庶佑先生は「PD-1」というタンパク質が免疫の働きにブレーキを掛ける分子であることを突き止めました。
 
そして小野薬品工業との共同研究によって、PD-1が掛けるブレーキを解除する薬である「オプジーボ」を実用化したのです。

本庶佑

画像はWikipediaより

ノーベル賞の発表がされた2018年10月の時点で、「オプジーボ」は非小細胞肺がんや胃がんなど7種に保険が適用されています。

今後はさらに多くの部位にオプジーボは保険適用されることは間違いありません。医療現場で広く利用されるようになるでしょう。

ガンには3大治療と呼ばれる外科手術、放射線、抗ガン剤などを使う薬物療法が主流でしたが、今後のガン免疫療法は「第4のガン治療」として大きな期待を背負うことでしょう。

がん免疫治療薬