「体がだるい」その原因とは?

「体がだるい」その原因とは?

本来、疲れやだるさは休息によって回復します。
ですが、休んでも疲れが取れない倦怠感が続く場合は、思わぬ病気が潜んでいる事もあります。

体がだるい
 

主なだるさの原因

体がだるいと感じる原因は主に4つあります。
 

肉体疲労

多忙な日々が続き、寝不足になり体に疲れが溜まると、必然的にだるさを感じます。

精神疲労

例えば仕事や家庭環境、対人関係などが原因でストレスがかかると、慢性的な倦怠感に襲われます。長引くと心の病気を引き起こす事があります。

栄養不足

体のエネルギー源になる炭水化物や、代謝を助けるビタミンB群が不足すると、倦怠感を起こしやすくなります。また鉄分不足も貧血を招き、倦怠感に繋がります。

病気の症状

倦怠感の中には、病気の症状として現れるものがあります。
日常的に慣れて放置してしまうと、病気が進行してしまう可能性があります。

だるさの原因が先の3つに当てはまらない場合は、放置せずに病院を受診する事をおすすめします。

病気の症状
 

だるい症状は男性より女性に多い傾向

女性の社会進出が盛んになり、仕事に家事、育児と肉体的・精神的に負担は増え続けています。

これと言って病気ではないのに、「体がだるく思うように体が動かせない」「疲れやすい」などの症状に悩まされている女性は、次のような原因があるかもしれません。

 
貧血

女性には月経があるので、鉄欠乏性貧血になりやすい傾向があります。

体内の鉄分が不足すると、赤血球中のヘモグロビンが減り、体内への酸素供給量が減ってしまいます。
そのため、だるい・疲れやすいといった症状がでます。
 
 
低血圧
朝の起床がつらいのが低血圧の代表的な症状です。

体を動かす事で全身の血行を促し、だるさが改善されます。
だるいからといって寝ているのではなく、適度に体を動かしてみましょう。

また、血行不良は体温を下げてしまうので、平熱が低めの人もだるさを訴える事が多いです。

低血圧 
便秘
男性に比べ、女性に多いのが便秘です。

便秘になると、免疫機能でとても重要な腸機能の働きが乱れ、免疫機能が低下します。
そのため、だるくなり疲れやすくなります。

腸機能の低下により風邪をひきやすくなったり、食欲不振になるなど、不調の大きな原因になります。

便秘の原因は、運動不足やストレスです。
また、骨盤の歪みも影響が大きいです。
 
 
手足の冷え
手足の冷えは、疲れを回復させるのに大切な睡眠の妨げになります。

手足の冷えの一因として、食生活の乱れや運動不足が原因で、皮膚感覚に麻痺が起こります。
皮膚感覚が麻痺すると、体温調整が上手く働かず手足の冷えにつながります。

手足の冷え
 

だるさ予防・改善

食生活の改善
栄養のある食材を積極的に取り入れて、疲労回復力・自然治癒力の改善、また、体力・筋力をつけて、疲れに対しての免疫のアップが期待できます。
 

タンパク質

筋肉や内臓・皮膚・骨などの体の様々な部位を構成する重要な栄養素です。

筋肉の疲労回復にはアミノ酸が必須で、タンパク質が分解される事でアミノ酸になり体に吸収されます。

卵・乳製品・魚介類・肉類などに多く含まれています。
 

ビタミンB群

摂取した食べ物をエネルギーに変える為の代謝エネルギーです。
ホルモンの生成、分泌、貧血改善の働きもあります。

納豆・ナッツ・カツオ・豚肉等に多く含まれています。
 

ブドウ糖

頭を使う時、甘いものを欲する事はありませんか?
それはエネルギーが不足しているからです。

ブドウ糖を摂取する事で、脳の疲労回復に役立ちます。

パンやご飯、ラムネやチョコレートはブドウ糖が多く含まれています。
一方で食べ過ぎると肥満の原因となるので注意です。


 
血行の改善
全身に栄養を送っているのは血液です。

血液の働きは栄養・熱・ホルモン・酸素を全身に送り届ける事です。

血流が悪いと体のあちこちに不調が現れます。
信号でいうと黄信号です。

体のだるさや、不定愁訴は病気の前触れともいわれています。

身体の小さな不調にも耳を傾け、血行改善に効果的な習慣を日常に取り入れる事をおすすめします。

血行改善

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出典

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
日本医協学院発行
健康管理士向け教本より

(健康管理士 山田 真二 要約)
 

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