血行改善の勧め – 血液の成分とは-

血液の成分を知ろう

体重の約8%は血液と言われています。

血液を流れる管は血管、血液を送り出すポンプは心臓、これらを合わせて循環器系と呼び人体でもっとも大きな臓器です。

人体の血管を全て縦につなぎ合わせたとしたら、その長さは9~10万キロメートルにも及ぶと言われ、地球を2週してしまうほどのとてつもない長さです。

血液は、心臓から送りされる血液が通る動脈、心臓へ戻る血液が通る静脈、そして体内を網目のように流れる毛細血管を通り全身の組織や細胞に行き渡ります。
 
血液が運ぶもの

空気から取り入れた酸素や二酸化炭素
食事等から摂取した栄養素
全身の組織から受け取った老廃物
白血球といった免疫細胞
体温の元となる熱
生成されるホルモン

そんな血管内に流れる血液は、3つの血球(赤血球、白血球、血小板)と血しょうと呼ばれる液体から成り立っています。

 
毛細血管
赤血球

血球の大部分が赤血球であり、実に96%を占めます。

成人男性で1㎣に約500万個、女性で約450万個、幼児はさらに多く約690万個も存在します。

主な役割は赤血球の主要素であるヘモグロビンが酸素を取り込み、身体のいたるところに酸素を届けることです。

酸素を届けたあとは不要な炭酸ガスを回収し肺まで送り届ける役目も担います。

毛細血管の太さは5μmに対し、赤血球の大きさは約8μmと二回り位大きいです。赤血球は形状を変形させて、やっとの思いで毛細血管を通過しています。

これがドロドロ血液は血管に詰まりやすいのでサラサラ血液にしましょうとよく言われる理由です。
 
赤血球
 
白血球

白血球は成人で1㎣に約7500個ありますが、ひと口に白血球といっても顆粒球、単球、リンパ球からなり、さらにマクロファージや樹状細胞、NK細胞、T細胞などに細分化されます。

白血球は免疫細胞とも呼ばれ、私達の身体を病気から守る防衛機能です。

白血球が異物である細胞やウイルスを退治する方法は、貪食(どんしょく)作用と呼び、文字通りに異物を食べてしまいます。
 
自然治癒力や免疫が強いという状態は、この白血球の働きが活性化し細菌やウイルス、はたまたガン細胞でさえもやっつけてしまう頼もしい状態です。
 
白血球

 
血小板

1㎣に約14~36万個あり、円盤状をしています。

血小板は傷等がないときは休んでいるのですが、いざという時は真っ先に駆け付ける火消しさんです。

血小板の出番は、転んだときや擦りむいた時などで血管が損傷を受けたときです。

傷ついた血管を見つけるとあちらこちらから血小板があつまり、血液を固めて蓋をしていきます。

血液は固まりやすい性質があり、血栓は心筋梗塞や脳卒中を引き起こす原因となりますが、大切な血液を失わないように止血するという意味では無くてはならない性質です。
 
血小板

血しょう

血しょうの91%は水ですが、タンパク質やブドウ糖、イオン、ホルモン、ビタミンなどが溶け込んでいます。

身体が生成した炭酸ガスを肺に運び放出したり、老廃物を腎臓に運ぶといった働きがあります。

血液といえば赤色ですが、血しょう自体は薄い黄色の液体です。赤色は酸素と結合したヘモグロビンですから、赤血球の色で赤く見えるのです。