気圧と自律神経と血圧の関係

気圧と自律神経と血圧の関係

天気が悪い日は何だかだるい、頭痛やめまいがする、関節が痛む人といった症状を訴える人が多くなります。このような天候による体調不調は「気象病」と呼びます。

 
気象病は「気温、湿度、気圧」の3要素が体調に大きな変化を与えますが、この中でも特に注意すべきは「気圧」です。

自律神経は気圧の変化にも大きな影響を受けます。
 
気圧の変化で血管が拡張し血圧が下がってくると、日中でも交感神経から副交感神経に切り替わってしまうことがあります。
 
もちろん交感神経から副交感神経に切り替わることは自律神経の正常な働きですが、問題は起こる時間帯です。
 
気圧の変化で副交感神経の休息モードが訪れたとしても、まだまだ活動しなくてはいけない仕事中や勉強中でしたら眠りにつくことはできません。
 

そうすると、身体は副交感神経が働いて休もうとしているのに、心の中では動かなくてはいけないという気持ちが働いてしまいます。
 
このような矛盾が身体と心に異変を生じさせることもあるのです。
 
気象病 

気候と血圧

私達の身体は高性能な機械にも劣らないほどの性能を誇りますが、さすがに急な気候の変化には即時に対応できず、少しずつ順応していくしかありません。

 
気圧が高いところから低いところにいくと、体内の圧力も低下し、血管が拡がって血圧も下がります。

血圧が下がることは「健康には良いのでは?」と思うかもしれません。

しかし、気圧の急激な変化で血管が拡がっても、血液量そのものが急に増えるわけではありません。
 
身体の中では一時的な血液不足、いわば貧血のような状態になってしまい、頭痛やだるさなどの不快感が生じるのです。
 

気圧の変化を感じる器官は、内耳にある「三半規管」です。

三半規管は身体の平衡感覚をつかさどる器官ですが、気圧の変化を脳に送り自律神経を切り替える命令を発します。
 
耳の血流が悪いと気象病になりやすいとも言われますので、気象病の予防にはセンサーである内耳の血行を良くすると効果的です。

内耳の血行が良くなると多少の気圧の変化で過敏に反応することはなく、自律神経の切り替えも正常化が見込めます。
 
天気痛や梅雨時のめまいのしくみ