ホメオスタシスとは

ホメオスタシスとは

心身という言葉があるように、私達は「心」と「身体」が互いに密接な関係を保ちながら存在しています。

 
そしてストレスは精神的・心理的な理由だけではなく、気候などの物理的なストレスも「心」と「身体」に大きな影響を与えます。
 
そんなストレスと自律神経の関係を理解するために、「ホメオスタシス(生体恒常性)」を説明しましょう。
 
ホメオスタシスとは私達の健康を維持するための大切な機能であり、「自律神経」「内分泌」「免疫」という3つの働きです。
 

ホメオスタシス(生体恒常性)の3大システム


自律神経:交感神経と副交感神経が交互に入れ替わり、心身のバランスを保つ。
内分泌:全身のいたるところで作られるホルモンを身体に放出する。
免疫:ウイルスや細菌から身体を守る防衛システム。
 
ホメオスタシスとバランス

 

私達の身体には脳という指令系統があります。

脳は五感から受けた情報を「自律神経」と「内分泌」の2つのルートで指令を出し、身体は脳の指令に沿って動きます。
 
ですが五感は「ストレス」という情報も脳に送ります。
 
私達は大きなストレスを感じると、ささいなミスを連発したり思考力が落ちてしまいますが、これは脳がストレスによりオーバーワークしている状態です。
  
ストレスによって脳がダメージを受けると、脳が発する指令はおかしくなり全身を上手くコントロールできなくなってしまいます。

眠りにつく時間になっても、活動的な自律神経である「交感神経」が優位に働いているため眠くならない状態も、オーバーワークした脳の指令が原因ということがあります。

その結果、ホメオスタシスの「自律神経」は乱れ、「内分泌」されるホルモンもおかしくなり、「免疫」は低下してウイルスや細菌に負けてしまいます。

ホメオスタシスが乱れると自律神経の支配下にある腸の働きにも影響し、便秘にもなりかねません。

そうして身体は病に侵されたり、心の病気である「うつ病」や「不安障害」なども発症することがあります。

しかし病院で治療を受けても、本質的な原因である自律神経の乱れがあっては治療効果は半減してしまいます。

ホメオスタシスと体

磁気針
 

 

出典

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
日本医協学院発行
健康管理士向け教本より

(健康管理士 山田 真二 要約)
 

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